全長1キロのバカでかい滑り台が、その街の中心部の大きな芝生の公園にある。
子供たちの純朴で無邪気な遊び場所となっている。
その滑り台にこのたび、一つの分かれ道が設けられた。
無邪気な子供の遊びという前提であるが、言わば恐怖のロシアンルーレットである。
滑り台の最後の方に、分かれ道が設けられる。
どっちへ滑っていくか、その方向性は風の向きやその時の体勢などの状態によって分からず、急角度の猛スピードで滑るためどっちへ行くかは自ら決めることが出来ない。
小説。
約700字。
7ページ。
サマールンルン の作品が 736 件見つかりました 全50ページ

公開日:2022年6月21日
サークル:サマールンルン
最安価格:110 円
俺はこの度、ぶっとんだ大きな坂の街に引っ越してきた。この街は、全体が’急傾斜の坂’で成り立っている。角度にして約30度。みなさんは30度の坂というと、どれく...