春も通り過ぎる途中。
麗らかな晴れが続いている。
暑くてトレーナーを脱いで腰に巻いた。
午後からは友人と会う約束をしているが、少し遠くまで歩きたくなった午前11時。
川沿いを歩く。
10分ほど行くと右側に大きな通り。
いくつもの古い商店街がその大通りで帰着している。
そちらへ向かった。
昔お城を中心にその大通りまでが城主の敷地、縄張りとして機能していたらしい。
これは先日、大通りの真ん中にある古いタバコ屋のおばさんが教えてくれた。
商店街を歩く。
上部には緩やかな弧を描いているアーケードの屋根。
小説。
約500字。
8ページ。
サマールンルン の作品が 736 件見つかりました 全50ページ

公開日:2022年6月21日
サークル:サマールンルン
最安価格:110 円
俺はこの度、ぶっとんだ大きな坂の街に引っ越してきた。この街は、全体が’急傾斜の坂’で成り立っている。角度にして約30度。みなさんは30度の坂というと、どれく...