ケンロウくんはあやとりをしていた。
昔ながらのお手玉や蹴鞠(けまり)のような遊びを、滝の上のわらぶき小屋のお坊さんから教わったのだ。
しかしその糸がほどけてしまう。
ケンロウくんはひたすら頑張ってそれを26年の月日をかけて繋ぎ合わそうと頑張った。
少しやつれて目の下にクマの入ったサラリーマンにケンロウくんはなっていた。
小説。
約400字。
10ページ。
サマールンルン の作品が 736 件見つかりました 全50ページ

公開日:2022年6月21日
サークル:サマールンルン
最安価格:110 円
俺はこの度、ぶっとんだ大きな坂の街に引っ越してきた。この街は、全体が’急傾斜の坂’で成り立っている。角度にして約30度。みなさんは30度の坂というと、どれく...