歪にゆがんだ崖。
突き出た岩もある。
落ちたら命はない。
旅人は目を凝らして見ようとしたが足元に落ちた石ころが霞んで見えない。
それよりも落ちないことに意識が向くからである。
仕方なく彼は遠くの空を見渡した。
白っぽい水色の空にちぎれた薄く細長い雲がたくさん浮かんでいる。
小説。
約300字。
8ページ。
サマールンルン の作品が 736 件見つかりました 全50ページ

公開日:2022年6月21日
サークル:サマールンルン
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