朝、ブラインドを開けると・・・・・
公開日:2023年3月10日
サークル:サマールンルン
最安価格:220 円
公開日:2023年3月10日
サークル:サマールンルン
最安価格:220 円
朝、陰鬱な面持ちで目覚める・・・・・。枕と頭部の間に挟まった腕。背中を丸めて固まって寝ていたようだ。泥のような夢。白い小さな部屋で化け物複数人が椅子に...
公開日:2023年3月8日
サークル:サマールンルン
最安価格:220 円
登山というより丘に近いかもしれない。駅としては6駅ほどなのだが、駅間が長い。遠い田舎道を走る列車。ふと思い立った日帰り一人旅だ。なかなか有名な場所みた...
公開日:2023年3月7日
サークル:サマールンルン
最安価格:110 円
薄い橙色(だいだいいろ)の煙が中央にぼんやりと浮かんでいる。それは闇の中である。煙は実体がない。そのためパンチが直接当たることはない。しかし・・・・・・...
公開日:2023年3月6日
サークル:サマールンルン
最安価格:440 円
その駄菓子屋は、古い釣具(つりぐ)屋の横にあった。同じ苗字の店名なので同じ経営者がやっているのかななどと、店横の通りを歩いているときいつも考えていた。釣...
公開日:2023年3月5日
サークル:サマールンルン
最安価格:660 円
自分で真っ白なキャンバスに色とりどりの絵の具で美しい絵を描いていかなくてはならない。顧客に喜んでいただけるように。それは受容ではなくて能動的な行為だ。...
公開日:2023年3月4日
サークル:サマールンルン
最安価格:440 円
空が紫色に変わった。宵(よい)の入り口。腕につけた黒い安物の腕時計を確認すると、午後6時を回ったところだ。夏のはじめである。俺はこの渦を巻く瞳と心で、異...
公開日:2023年2月24日
サークル:サマールンルン
最安価格:440 円
俺は闇の中にいた。ある種陰鬱なうっそうとした心の茂みの中であった。しかしそこは利点として気楽であった。そんなある日近くの公園で花火大会があった。入り口...
公開日:2023年2月23日
サークル:サマールンルン
最安価格:440 円
薄い桃色の水が絶えることない池がある。干ばつの際も水は残っていた。近くに幹線道路が走っている。だけどその向こうは何故か海だ・・・・・・。その池の横にお...
公開日:2023年2月22日
サークル:サマールンルン
最安価格:330 円
草木に意志はあるのだろうか?森の道を歩きながら手にはスポーツドリンク。仕事の合間、休日を見計らって俺は少し離れた街を囲うように位置している山に足を運ん...
公開日:2023年2月21日
サークル:サマールンルン
最安価格:220 円
しかし、辿りついてみると、そこにはただ延々と波が打ち寄せているだけだった。短時間ばかり、旅人はため息をついたが、あきらめて海岸へと続くアスファルトを最...
公開日:2023年2月20日
サークル:サマールンルン
最安価格:660 円
筒たちは競争していた。誰がどれだけ背が高くなれるか。だが、筒たちには上にしか目がついておらず周囲がはっきりと明確には見えない。競争に負けても残念賞のぬ...
公開日:2023年2月19日
サークル:サマールンルン
最安価格:550 円
味のある風景。山間に生えそろった木々が少し開けた場所がある。そこに木造りのカフェがある。サラリーマンとして真面目に30年頑張ってきた岸元という男がコツコ...
公開日:2023年2月19日
サークル:サマールンルン
最安価格:110 円
半永久的トンネル実際は2メートル墨が飛び散っていた。幽霊の書いたような書体。文字の先端は消え入るように薄くなっている。この先トンネルあり。半永久的に続...
公開日:2023年2月18日
サークル:サマールンルン
最安価格:330 円
その農場はやけに気楽な交差点から山奥へ入っていったところにある。ぐねぐねと歪に曲がりくねった国道を30分ほど走るとある。近くに民家は少なく、大自然の中の...
公開日:2023年2月16日
サークル:サマールンルン
最安価格:220 円
「あのシミの中には宇宙が詰まっているんですよ」浮浪者のサダシは換気扇の営業に来た花岸さんにそう話した。指さした人差し指は机の下の畳についた黒いシミの方...