「病院で目を覚ましたオレは、体が女性になっていた――その日の、その事故で何が起きたのか説明してくれる者は誰もいなかった。
田舎の私鉄電車内。
早朝。
推定で4人が行方不明となり、事故のために意識を失ったと思われる5人が、市内の総合病院に搬送された。
6カ月が経過したいまでも行方不明者は見つかっておらず、事件の詳細は判然とせぬまま、しかし主人公は退院をして、それまでの日常生活に戻っていった。
左沢伊織。
彼は学生をする傍ら住み込みで寺の手伝いをしていた。
親はなかった。
まだ幼い頃に連れてこられて、ここで同じような境遇の子らと育てられた。
一応は小僧として仏道修行に身を置いてはいたが、それぞれが僧侶を目指しているわけではなく、寺に世話になっている者の務めとして住職に仕えているのだった。
そんな小僧たちの間でたった一人だけ女になってしまった主人公。
寝起きをする部屋も風呂場も厠も、男だった時と全く同じように彼らと空間を共にするのは様々な問題を生じさせるようになる。
年頃の男子にとっては同年代の女の子が生活圏内に――それも手の届く距離でいるということになる。
それに拍車をかけるように、伊織は女としての自覚などなく、あられもない格好でうろつきまわったり、風呂に入ってきたりして、小僧たちははっきりと伊織を性の対象として意識するようになっていった。
最初は軽いスキンシップ程度の体の触れ合いが、露骨な行為になっていく。
しかし伊織は大してそれを問題にはしていなかった。
つい先日まで男だった彼には、むしろ小僧連中の気持ちの方に共感しているくらいで――年頃の男なんて、女の体を見たら条件反射みたいに妄想を膨らませてしまう存在だ。
彼女は欲しいけれどそんな相手はもちろんおらず、だからせめて性欲を満たさせてくれる相手がいたらどんなにいいか。
自分自身だって一度ならず欲したことがある。
例えば体を自由に見せてくれたり触らせてくれたりする、そんな理想的な女の子がいたら、たとえセックスなどできなくても、どんなにありがたいか。
幼い頃からずっと女っ気のない世界で一緒に育った小僧連中だから、尚更気持ちはよくわかる。
そんな同情心にも似た心境から、多少のボディタッチや陰でズリネタにされているのは許していた。
気色悪いと公言しながらもムキになって拒絶したりはしなかった。
そんなある日の事だった。
小僧連中に「ヌキ小屋」なる場所に、伊織は連れてこれた。
それは寺の片隅にある今は使われなくなった小さな物置小屋で、今は小僧連中がその場所に布団やらエロ本やらを持ち込んで隠れてオナニーをする場所に使っているのだった。
ろくに掃除もしていないオス臭いその狭い小屋の中で、伊織は小僧たちに懇願されたのだった。
自分たちがズリネタとして使っている水着を着て、見抜きをさせてほしいと。
上記のような心境で嫌々ながらも受けてやる伊織。
しかし普段から抑圧していた性欲のせいで暴走し始めた男子たちは、途中から見抜きどころかぶっかけ大会を始めてしまい――華奢な伊織を押さえつけその顔にペニスを突き出し、次から次へと順番に彼女の顔に精液をかけ始めたのだった。
女の体になっている伊織に逆らう力などなく、さらに男のザーメンを顔に浴びるというショックから、すっかり呆然としてしまって、その流れのまま素股までもするはめになってしまう。
――汚い布団の上に押し倒され、順番に少年たちに上に乗られる。
股の間で射精するペニスは臍の上にザーメンを飛ばして…。
性欲旺盛な少年たちによって何度も股間をコスられて、彼女もすっかり気持ち良くなっているのだった。
ちょうど同じ頃、伊織に対する住職の態度も変化していることに彼女は気付いていた。
単に優しくなっただけではない、用事やらお菓子やらで彼女を釣って自分の近くに留めようとした。
すぐに当たり前のように体を触るようになり、挙句の果てには伊織の下着でセンズリをするようになっていった。
嫌々ながらも老人の性欲に従う伊織だったが、その理由は世話になっている人物だから――というよりも、下着代として彼からもらえる結構な額のお小遣いが魅力的だったからだ。
だが男の欲望がそんな代償行為だけで済むはずもなく…老人は伊織に迫り懇願するようにる。
自分に処女を捧げろと。
基本30枚全体104ページサイズ2400×1800@monoionomnya
あとりえ牡丹 の作品が 69 件見つかりました 全5ページ

公開日:2016年10月29日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:604 円
主人公は以前から、或る年上の少女に憧れていた。小さな頃から近所に住んでいて、彼にとっては姉のような存在であり、一方で彼女は、隣に住む病身の老人の看病ま...

公開日:2016年7月30日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:756 円
歳の離れた兄のいる千波さんは、お兄ちゃんをからかいたくて、わざと水着姿を見せ付けたり膨らみかけた胸を押し付けたりと、ちょっとエッチな悪戯をしていました...

公開日:2016年5月30日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:756 円
いたって普通の学生だった春日美鈴は、ある日ひょんなきっかけから中年用務員の痴漢の被害に遭う。初めて受けた痴漢行為に、しかし彼女はそれがトラウマになるど...

公開日:2016年3月2日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:756 円
おっとりしていて大人しい優山菫と、気が強くて社交的な花町葵。正反対のふたりは親友同士として小さな頃から一緒だった。けれどある日葵は、菫がクラスの不良グ...

公開日:2015年11月17日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:756 円
真面目で品行方正な生徒会長雨総琴乃(あまふさことの)にはもうひとつ、別の顔があった。それは背徳的なセックスでなければ満足できないという性癖。ちょっとした...

公開日:2015年8月30日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:756 円
内気な菫と社交的な葵。ふたりは全く違う性格ながらも、幼い頃からの親友だった。ごく当たり前の学園生活を送る二人だったが、ある時、菫がクラスの不良に性的な...

公開日:2015年4月23日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:680 円
『華腐し』シリーズ最終回。夏休みの間、田舎に帰省していたヒロインの清華は、そこで彼氏の祖父に強○されてしまった。事件の後も関係を求めてくる老人を拒絶す...

公開日:2014年9月4日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:721 円
私立唯内学園に通う「末永つかさ」は大人しくて地味な草食系男子。奥手で気弱な男の子がある日を境に女の子になってしまったら――たまたま入った八百屋で、なんと...

公開日:2013年11月1日
サークル:あとりえ牡丹
最安価格:661 円
彼氏の祖父に強姦された少女・清華の後日談。彼女は最初、強姦相手の老人・源蔵のことを強く拒絶していたが結局快楽に負けて自ら身体を許してしまう。少女と老人...