エマの童話集島さち子
公開日:2010年9月9日
サークル:グループゼロ
最安価格:420 円
公開日:2010年9月9日
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この童話集は、阿部エマの名で、島さち子が妹のために書いた童話集です。のぼってきた足音、ゲタはいた!!秘密の花園は、新聞や雑誌に掲載されたもの。ヤンマとエ...
公開日:2010年9月8日
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何一つ目印なしに進んで、熱風に口をふさがれ、怒張してくる頸の脈搏、熱い蒸気は女の体のいたるところから、汗をしぼり出し、皮膚の表面を水溜りにする。もう全...
公開日:2010年9月7日
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誰が、わたしをかたって死んだの?自分が死んでいるという、すっぱさが胸にくる。大雪のなかでは、それがそんなに大事件だとは、とても考えられない。祖父は死体...
公開日:2010年9月4日
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体というものは、さらさらしているものなのね。ほんとに体らしい体は、無色無臭のきれいな細かい粉末からなっていたのよ。しじゆう体をこぼし、風に吹き飛ばし、...
公開日:2010年9月3日
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彼女がペンの一点を見つめていると、ペンは自然に動きはじめ、神様神様と書き続けることになってしまう。彼女が必死で書いた神に祈りながらペンを置くと、彼は息...
公開日:2010年9月2日
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うっすらと目をあけると、障子の桟が、黒く膨らんで見え、輪をつないだ漫画じみたものが、アニメーションになって、ひょこひょこ動きまわるのが見えた。起き上が...
公開日:2010年9月1日
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わたしに似ているのかもしれない女性の後ろ姿がいく。彼女がほんの軽くうつむくと、路面に白墨の矢印がこぼれている。素早く描く矢印は、狂いのある機械のユーモ...
公開日:2010年8月20日
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故郷の町は銀泥に覆われ、克は母を捜してさまざまな地下国家に迷いこんでいきます。「国民は、物になって生きるのですか?それが生産活動だと?」克が聞き返すと、...
公開日:2010年8月19日
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おれはもはや火葬場に向かって歩き出さなければならないようです、母さん、あなたの診断ではどうかしら?自分の命は自分が一番よくわかるといったでしょう。人間...
公開日:2010年8月18日
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もしもあの時!そう思い続けて、集まってこられたみなさんによって、この未配達の膨大な郵便物の山から、ご自分宛ての手紙や葉書を、直接受け取って頂くことと致...
公開日:2010年8月17日
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わたしの身体にソラ細胞、ソラの魂がのりうつった。偏執的な自己崇拝、涜神、わたしが自分の名前に見とれている。そっくりだわ、ささやきが、口や耳なしでわかっ...
公開日:2010年8月16日
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もうすぐ、我慢できなくなる、何も着ていない、周りの人の方がよりぴったりと、こちらの服に密着している。彼らが着ているのだ。わたしは丸裸、柔らかな窪みでふ...
公開日:2010年8月8日
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見失っても見失っても、さやかは僕の傍らに擦り寄ってくる。彼女が何かささやき、みんな隣のエレベーターに移動していった。さやかの手が僕の肩にふれた。手は小...
公開日:2010年8月7日
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つまずいた。ブーツが踏み出そうとして戸惑っている。足下に蹲っている誰かが、足をつかんでいるのだ。救急車が間に合わないような気がした。白昼夢に現実の手足...
公開日:2010年8月6日
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ガレージセールで買った自転車で、バイクラインに沿って大きくカーブすると、小さなわが家が見えてくる。芝生で転げ回っていた子供達が、モネを見つけると走りよ...