▼ストーリー時は大戦前夜。
列強は互いに牙をとぎながら、しかし用心深くそれを隠し、密かにその時を待っている時代。
ここは”統一帝国”の北の果て、極寒の地ノルトラント、帝国銀十字軍の極秘研究所。
物語はここから始まる。
今、雪降りしきるなか、白煙とともに列車が到着する。
主人公は、この極秘研究所に配属された、若き将校である。
銀十字軍の勝利の要とまで噂されていたノルトラントの極秘研究施設。
しかし驚いた事に主人公を迎えた施設の所長は、幼い少女であった。
驚愕する主人公に、少女は新たな命令を下す。
それは被験体と呼ばれる少女達を、最終処理の日まで管理監督するという不思議な任務だった。
主人公に対し、必死に抱いてくれるよう懇願する少女達。
いぶかしむ主人公に同僚達は異口同音に、ここではそれが常識だと答える、彼女達は好きでそうしているのだと。
当たり前のように少女達を抱き、享楽に溺れる同僚達に主人公は違和感を覚える。
そしてある日主人公は、知る。
なぜ少女達は兵士に進んで体をひらくのかを。
彼女達が被験体と呼ばれる真の理由を。
それは銀十字軍の恐るべき計画。
来る大戦への勝利の要。
”天使核”計画の全貌を知る事でもあった。
▼登場キャラクターエクリシア軍事施設には似つかわしくない修道女、エクリシア。
ヴィヴリオの次に長くこの研究施設にいるらしい。
彼女は施設全員の玩具となっており、しかもそのことを受け入れている。
求めれば拒まないし、どんな命令でも従う(自ら求めることはない)彼女は何かを懺悔し、贖罪としてその行為を受け入れているように見える。
サラサ元パン屋の娘で、ヘルプストハイム法に基づく「天使狩り」によってこの研究施設に連れられてきた。
おっとりとして夢見がちな少女。
天使の血のため外見は幼く見えるが、ちゃんと成人している。
他人に依存しなければ生きていけないタイプの人間で、そのためにひたすら他人に奉仕しようとする。
この研究施設で世界革命機構のスパイと出会い、彼の手ほどきでスパイ活動をし始めたのも、そんな彼女の性格に所以する。
ソコラタ近年、銀十字軍が武力侵攻し、占領した小国がある。
名をノイエンガンメ公国。
彼女はその姫君である。
古風な王政の小国は、銀十字の近代的な機甲師団の前にあっという間に崩壊した。
王宮は解体され、彼女の両親も――そして彼女は、まだその事実を知らない。
ヴィヴリオ主人公の管理下にいる少女のうち、最も長く施設にいるのがこのヴィヴリオという少女だ。
研究所で生まれて以来、ずっとこの研究施設で暮らしている。
彼女は研究施設以外の場所に行った経験が無く、むろん家族とは全く無縁の生活を送ってきた。
感情をほとんど表に出さず、無口であるために友達らしい友達はいない。
無類の読書家で、片時も本を手放さない。
アンナ銀十字のエリート軍隊”ゲードライ”に所属する彼女は、直属の上官ノーマン・ベイカー大佐とともにこの研究施設に赴任してきた。
しかし、研究施設で行われていたのは、実験という名目の少女達への虐待だった。
赴任当時は憤りを感じ、虐待を止めるよう上官に建言し続けたが、彼女自身が虐待に加わらないことを命令放棄とみなされ、懲罰を受けるに至って、すべてを諦めた。
そんな時、新しい将官が研究施設に赴任してきた。
彼はアンナを咎める。
赴任してきたばかりの、あの時の自分のように。
オノマ貧民街出身の元活動家。
世界革命機構に属する若きゾンマー主義者のセクト「緑の聖母(グリューネ・ヘイリヒ・ユングフラオ)」で、反銀十字的活動に従事していた。
が、同構成員の政府への密告により、検挙され拷問を受ける。
その際に「天使の血を継ぐもの」であることが当局に判明。
この研究施設「天使の家(アングルスハイム)」に移送される。
登場キャラクターのうち、もっとも逃げ出すことに対し積極的。
拷問の際に右目を失っている。
ゾフィー天使核を使用し、莫大なパワーを生み出す新型エンジン「ヴァルター・チューブ」。
その発明者であり、天使核の権威である天才科学者。
ここノルトラントの研究所においては、全実験の総責任者の地位を与えられ、機械化兵(マシーネン・ゾルダート)や人間タンク(メンシェン・イェーガー)の開発にいそいんでいる。
冷静で理知的な彼女だが、ことソコラタのことになると普段の冷静さを失う。
彼女はソコラタと同い年(!)の幼なじみで、共にノイエンガンメ公国の王宮で育った。
が、彼女の父は宮廷内政治における陰謀劇に敗れ、公国から放逐される。
王宮の何不自由ない暮らしから、極貧の生活にたたき落とされた彼女は、その中で苦学を重ね、現在の地位まで昇り詰めた。
そんな彼女の元に、当時の面影そのままのソコラタがやってきた時から、「事件」は動き始める――。
主人公にとっては良き同僚。
より多くの天使核の採取は彼女にとっても必要なことであるため、親身に相談に乗ってくれる。
光子同盟国である極東の島国「ヤシマ帝国」から天使核実験に参加するためにやってきた少女。
ヤシマ人はいわゆる亜人であり、額に角があるのが特徴。
ヒトと交配は可能であり、混血化が進むとだんだん角が小さくなっていく。
ヤシマ人にとっては角は大きいほど偉いらしく、角が短い、または無いと「角無し」と呼ばれ社会的に差別される。
この風習のためヤシマ人は自分たち以外の角の無い民族を蔑む傾向がある。
彼女は異母兄弟である維馬篭准将の謀計によってノルトラントに連れられてきた。
兄を尊
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