◆物語のあらすじフォートリンデ聖樹国家。
その国は、第一王女にして国の騎士団を統べる戦姫アルフィナと、天から与えられた聖樹『ディヴァイン・シャフト』の守り人である巫女、第二王女ユーフィの二人の姉妹姫を中心に、厳格な戒律を守りながら歴史を刻んだ宗教国家である。
かつて魔神によって冒された瘴気の大地は、聖樹の周囲ごくわずかの土地のみ、人々が生きる緑あふれるオアシスとなっていた。
神の恵みに感謝し、大地の恵みを国民で分け合う信心深い国家が、その国の姿だった。
主人公『レナード』は、王国に仕える大神官補佐でありながら、故郷であるこの国を憎んでいた。
ある日、どこからともなく現れた女悪魔は、彼に甘美な密約をもたらす。
フォートリンデを憎むレナードと、聖樹の力を魔族の手に堕とすことを望む女悪魔は、闇の儀式によって、この国を転覆させ、負の理想郷を作り出すことを誓う。
生贄となるのは、国家の象徴たる麗しき姫君たち。
彼女達を凌辱しつくし、エナジーを搾り取り、聖樹を汚染させる『グランド・フォール(大奈落堕とし)』は、まさに始まったばかりだった……。
◆登場キャラクター▼アルフィナフォートリンデ聖樹国家第一王女。
本名は、アルフィメリア・ヴォーデンバーグ。
フォートリンデの戦姫と謳われる軍略家でありながら、『聖騎士』と称されるほどの武芸の達人。
国を守る騎士たちを率い、王都を攻めてくる魔物と闘い民を守っている。
ブロンドが眩しい秀麗な美貌ではあるが、公人としての立ち場を優先するばかりに、似つかわしくない武人然とした言葉使いをする。
気位が高く生真面目な性格で、参謀を務める主人公レナードのことを厳しく評価しがちだが、同時に表には出さない信頼の念も抱いている。
▼ユーフィフォートリンデ聖樹国家第二王女。
本名は、ユーフィリア・ヴォーデンバーグ。
聖なる力で枯れた大地の瘴気を浄化する聖樹に祈りを捧げる管理者であり、調停者である『神姫』の任につく少女。
彼女自身の性格は、箱入り娘のように育てられたため、人を疑うことを知らない純真そのもの。
教義を遵守し、一般の国民と感覚がずれている部分があるが、根は素直で優しい。
幼い頃から兄代わりとして、仕えてくれたレナードに、ほのかな恋心を抱いている。
▼レイアー主人公の参謀であり、片腕となる妖艶な女悪魔。
主人公に『魔族の腕』を与え、王都を魔の楽園へと変貌させる『大奈落堕ち(グランド・フォール)』の策を持ちかけてくる。
淫魔サキュバスの枠を大きく外れた強い魔力を持ち、並の人間には太刀打ちが出来ない。
しかしながら、謀略と姦計を好み、多くの人間に直接手を下すことを快しとしない。
あくまで、人間が同じ人間の手によって堕落していくのを見届けるの好む。
気分屋で”面白いかどうか”が物事の判断基準。
退屈を何よりも嫌う。
▼ミアン・スチュアートユーフィ付きの侍女。
姫の身の周りの世話が主な日課だが、国王に任じられたもうひとつの役割もこなす。
スレンダーな体型で寡黙だが、主張すべきことは口にする凛とした印象。
ユーフィの幼い頃から侍女として世話をしてきた事もあり、彼女に対して敬愛以上の想いを抱いている。
▼ファイナ・ヴォーデンバーグフォートリンデ聖樹国家王妃。
現国王の妻である。
アルフィナとユーフィは、前妻の娘であるため、直接的な血のつながりはない。
近年、王女たちとの関係に微妙な距離を感じており、その心の隙をつかれて主人公に篭絡される。
穏やかで包容力のある女性だが、王宮の暮らしに孤独感を感じ、人肌の温もりに飢えてもいる。
▼レナード・ランディア(主人公)フォートリンデ聖樹国家に仕える、若く才能溢れる司祭。
国の聖職者の中でもかなり上の地位で、大神官補佐という肩書きも持つ。
表向きは敬虔な聖職者で人当たりもよく、人望のある青年。
だが裏では魔族と結託し、王国を転覆させる邪悪な計画に身を投じている。
幼い頃にかかった大病で隻腕になっていたが、サキュバスから『魔族の腕』を得て、人外の触手能力を得た。
性格は冷静沈着ながら、心の奥底では享楽的で破滅的な願望が渦巻いている。
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公開日:2009年3月13日
サークル:ninetail
最安価格:3,990 円
◆ストーリー様々な技術産業で世界シェアNO.1を誇る企業『SHE(通称:シー)』社。近年、不穏な企業へと変貌をしてゆくSHEの体質を嫌った主人公『井深雅也(いぶかま...