義理の姉との7日間生活-9年後-[せなか] | 2次元ドットコム ショップ別比較

デジ同人情報を毎日更新、ショップ別に徹底比較 2次元ドットコム
デジ同人情報を毎日更新 ショップ別に徹底比較 


FacebookTwitterShare on Google+LINE it!はてなブックマークpocket
公開日
サークル
タイプ
ファイル

【注意】この作品は『義理の姉との7日間生活【総集編】』に収録されている加筆ページと同じ内容です。
【内容】全95ページ表紙:1p裏表紙:2pキャラ紹介:2p本文:90pあの出来事から9年後。
大学を卒業し社会人となったハルは、とある温泉旅館を訪れる。
ハルが◯◯歳の春、明音は何も告げず家を出た。
母からは「遠方に就職した」とだけ伝えられる。
電話も繋がらず、どれだけ両親を問い詰めても「明音に止められてるから…」と何も教えてくれない。
それ以来7年間、ハルと明音は一度も会っていない。
それでもハルは、明音を諦める事はできなかった。
電話は当然出ないし、時々メッセージを送っても既読すらつかなかったが、これでダメなら、明音の事は忘れよう…そう決めて、彼は明音をこの旅館に呼んだ。
すると、明音からの返信が届いた。
「わかった」日付と場所を伝えたものの、本当に明音がここに来る確証は無かったが、数時間前に「着いたよ」とだけメッセージが届いた。
竹林を抜けた先にある離れの宿。
玄関には靴が一足揃えてある。
入試や就職の面接ですら味わった事の無い緊張を感じたまま、室内に入る。
和風な外観とは異なり、内装は洋風な作りとなっていた。
ただ、中に居るはずの明音の姿が無い。
「スー…スー…」微かに聞こえる音の方に視線を移す。
そこには、ベッドで横になった明音が寝息を立てていた。
正直、突然姿を消し、連絡も取ろうとしなかった明音に対して思うところはあった。
ただ、今目の前で眠っている明音を見ていると、抱えていたモヤモヤとした感情が霧散していくのを感じる。
それでもハルには、必ず伝えると心に決めていた事があった。
寝息が、止んだ。

せなか の作品が 26 件見つかりました 全2ページ