大人のケイケン[朝のテント] | 2次元ドットコム ショップ別比較

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『大人のケイケン』ねぇ…教えて。
触れられるたびに、胸がギュッてなるのは、わたしが、もう大人になったから?家の中。
カーテンの隙間から光が差し込んで、時計の針の音だけが静かに響く午後。
ドアが閉まる音、床の冷たさ、重なる布団の重み。
たくさんの女の子たちが、それぞれの部屋で、それぞれの「なにか」と出会っていく。
あれが何だったのか、なんてあとになってもわからない。
でも、あのとき確かに熱くなって、恥ずかしくて、でも嫌じゃなくて。
むしろ、もっと知りたいと思ってしまった。
なにがどうして、じゃなくて。
ただ「今、そうしたいから」ってだけで、身体が動いた。
そういうこと、あるよね?彼女たちはまだ、うまく言葉を選べない。
欲しいものが何かさえ、ちゃんとわかっていない。
だけど触れられると、心がざわざわする。
息が詰まりそうになって、なのに息を止めてしまいたくなる。
「ねぇ…まだダメ?」「ちゃんと…最後まで?」そんな言葉がこぼれるのは、大人の真似ごとじゃなくて、たった今、何かに突き動かされてしまったから。
この作品に登場するのは、不特定多数の女の子たち。
誰かの名前を覚える必要なんてない。
誰の顔も、はっきりとは見えないかもしれない。
でも、ページをめくるたびに浮かんでくるのは、あなたの知ってる「どこかのあの子」の声。
場所はいつも、家の中。
外の世界から切り離された、誰にも見られない空間。
だからこそ、少しずつ心の奥がほどけていく。
この物語は、’恋’ではないかもしれないし、’愛’でもないかもしれない。
でも確かに、何かが始まって、何かを失う瞬間が描かれている。
それは、ただの思いつきかもしれない。
本能とか、衝動とか、寂しさとか、そういうのが全部混じった、よくわからない気持ち。
そうやって、知らないうちに、彼女たちはちょっとだけ‘大人’に近づいてしまう。
『大人のケイケン』は、誰かにとっての特別じゃなくて、彼女たち自身の、たったひとつの現実。
欲しいから。
触れたいから。
言葉にならないから。
そして、それでも、止まれないから。
さぁ、ページを開いて。
それは彼女の、はじめて。
だけど、あなたにとっても、はじめてかもしれない。

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