この作品は、PIXIVでWILL様から有料リクエストを受けて、執筆中の未校訂第一稿をノクターンノベルズに同タイトルで連載後、加筆校訂して納入しました。
納入後1年が経過したので、受注条件に基づいて電子出版します。
お品書き戦時中/疎開/裸生活/家畜労働/性玩具/折●/入墨/不妊処置/近親/悦虐残酷描写あり粗筋戦争末期。
縁故疎開した兄妹が、疎開先の伯父一家から酷遇され、学校でも教師にまで理不尽に扱われる。
しかし性的な甚振りに、兄は包茎を勃起させ、妹は無毛割れ目を濡らしてしまう(無自覚の)マゾだった。
母は東京大空襲で行方不明、父は大陸で戦死と、悲報が相次ぐ。
庇護者を失った兄妹は、昼は重労働を課され、夜は村人たちの性玩具として扱われるようになる。
兄はペニスを真っ黒に入墨され、妹はクリトリスと小淫唇を真っ赤にされる。
兄妹は苛辱な環境に馴致されながら終戦を迎える。
しかし、二人の生活は悲惨になりこそすれ変化はない。
やがて精通と初潮を迎えると、乱暴な不妊処置を施される。
玉抜きと、子宮への異物留置。
さらには『去勢済』と『石女』の入墨を尻に施される。
伯父の家に長男が復員すると、さっそくに嫁取りの話が持ち上がる。
兄妹の存在が邪魔になるが、労働力としても慰安道具としても飼い続けたい。
そこで、二人は娶せられて、村外れで『つがい』として飼われることとなった。
母と共に空襲で殺されもせず、村を襲った艦載機の機銃掃射にも奇跡的に生き延びた。
そして、ふたり寄り添って生きている。
性的弄玩にも歪んだ悦びを覚えながら。
これも、ひとつの幸せの形ではないだろうか。
――その後、二人はどうにかして村から逃げ出し、世間的には姉妹として暮らしていく。
しかし、思い出すのは、悦辱と悦虐の日々ばかり。
思い余って、兄は異端風俗雑誌に告白手記を投稿して、読者に懇願するのだった。
十二年の昔のように、私たちを飼ってくださる人たちを求めています――と。
なお、ノクターンノベルズ公開版と本製品版とのボリュームの違いをテキストベースで示します。
公開版:約8万6千文字製品版:約9万4千文字
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公開日:2017年5月5日
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公開日:2017年5月1日
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