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91ページ。
pdf形式。
山中にある遠縁の田舎屋敷で遭遇する不思議な事件。
見所:黒わんこ、黒髪ボイン、日本家屋探索注意:軽い残酷・流血表現あり、メタ発言あり、ライトノベル文体それまで親戚がこんな田舎に居るなんて、雅一は知りもしなかった。
初めて尋ねた親戚の家は、大きな山の中腹を切り開いた場所にある、木造平屋建ての大きな屋敷だった。
かなり昔に建てられた物だろう。
よく残っていたものだ。
厚くて堅い木と、同じく厚く重そうな金具で出来た表門をくぐると、砂利道が玄関まで続く。
玄関は土間になっており、式台があった。
こんなものが作られているということは、昔日この家には武士か籠で訪問する客を迎え入れる用向きがあったのだろうか。
ところが、その四畳半程の狭い部屋の中には人が居た。
それも3人もだ。
部屋の東側にそれぞれ畳まれた三組の布団があり、その前にその布団の使用者であろう女達が座っている。
3人の女達は、神経を蝕むような狭い部屋の中で敢えて互いを無視し、視線を合わせず、めいめい布団の近くで勝手に過ごしているようだ。
行灯がひとつ置かれているだけの部屋はとても暗い。
どうもここは泊り込みの女性使用人の部屋のようだった。
「バ…、まさかコイツ…!?」寝糞?初めて泊まった親戚の家で寝糞?脱糞?ありえない。
夜遅くの訪問になってしまったせいで、今日ちゃんと顔をあわせたのは当主の妹だと言う菫さんだけだ。
明日、この家の主を含めて遠い親戚達と初めての顔合わせをするって言うのに、俺は兄の寝糞を報告しなきゃいけないのか!?(いやぁぁぁ!またこう言うの出た!!)「使えなくなった道具は道具蔵へ…ですって…あの子ったら、上手いこと言うようになっちゃって…」老婆は横になったままクスクスと笑っている。
(…ほんと、なんだこれ…?どう言う状況だろう……)今までも散々異常な物は見てきたが、これは一入だと思った。

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