日雇い人夫[AffectlessHumanOrganization] | ２次元ドットコム　ショップ別比較

これは、最下層最底辺の日雇い人夫が、淡々と綴った出来事の羅列と、多少の感想とが混ざった、チラシの裏にでも書き捨てられるべき無価値な記録である。
だが、この羅列を通じて、少しだけ注目を浴びた日雇い業界で実際にどんなことが起きていたのか、知っていただけよう。
曖昧な話をどれほど積み上げても、あるいは、一つの小さな現場だけを見ても、わからないことがいろいろあるからだ。
そして、もしできるならば、日雇い人夫に堕ちた者に這い上がる先がないことも知ってほしい。
俺の人生になど意味はないが、せいぜい証言を遺すくらいのことはさせてもらってもよいだろう。
正史は常に支配者の偉大さを伝えるものだ。
だが、それしか残らない時代ではない。
覗き見したいとか、俺を餓死させたくないとか、そういう方に読んでいただきたい。