【ポイント20%還元】彼女はマゾヒスティック[同人作家の端くれ] | 2次元ドットコム ショップ別比較

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縦40×横36。
1,440字詰め原稿用紙。
34枚。
文字数(スペース込み)39,084文字文字数(スペース無視)38,846文字行数525段落数497400字詰め原稿用紙換算・120枚程度表紙絵や挿絵などはございません。
文章のみの小説です。
あらすじ彼女はマゾヒスティック第一章僕は三十一歳で、いまはまだ独身ですが、二年ほど前から結婚を前提に真剣な交際をしている女性がいます。
彼女は二十四歳で定職に就いていません。
僕の部屋で家事をしています。
掃除、洗濯、料理……。
それらが彼女の仕事です。
同棲生活を始めてからまだ半年くらいしか経過していませんが、それなりに幸せです。
実を言うと、僕は彼女との結婚に関して、ひとつだけ不安要素を抱えています。
医師の診断を受けたわけではありませんから確実なことは言えませんが、僕は彼女のことを病気ではないかと疑っています。
それは一種の精神病です。
そしてそれは具体的にどのような症状なのか、ここに書き記したいと思います。
僕は何事も文章にして書いてみないことには物事を上手く伝えることができないタイプの人間です。
だから僕はいまこの文章を書いています。
基本的に彼女はまともです。
普段は正常です。
一緒に読書をしているときも、街へ買い物に行ったときも、食事をしているときも、精神の乱れは見られません。
その症状はいつどのような状況で現れるのか、僕は自身の目で見た事実に基いて少しずつ書きたいと思います。
まず、性癖が尋常ではありません。
僕が思うに、異常愛者と言っても過言ではありません。
性行為に関して、愛情の表し方や感情の伝え方がまともな女性にはほど遠く、一緒に寝るたびに、いや、毎晩のように僕を不安にさせます。
交際を始めたその当時、彼女はまだ二十二歳でした。
モデル体型で、ファッション誌の表紙を飾っていたとしても不思議はないくらいにスレンダーな女性です。
そして人目を引くほど端正な顔立ちをしています。
大きな瞳は星のように輝き、艶のある美しい黒髪は背中まできれいに流れています。
紅色の唇はまるで光に包まれているように愛らしく、見る者を魅了します。
通り行く人々はみんな彼女を振り返り、その後ろ姿を羨望の眼差しで眺めます。
都会で生活をしている若い女性に多く見られることですが、彼女は薄着をして肌を露出させることがたびたびあります。
グラマラスなボディーラインを惜しみなく強調して、そのくびれた身体に陽光を受けながら人混みに溢れた街を優雅に歩くことを好んでいます。
長い脚のきれいな太股を顕にしたり、胸元を大きく開けてGカップの乳房の谷間を見せつけたりして、道行く人々の視線を釘づけにすることを楽しんでいます。
腰からヒップラインにかけての優美な曲線は、痴漢の被害に遭う可能性が他の人と比べてかなり高そうに見えますから、電車に乗るときは必ず友達と一緒にした方がいいと僕は助言のつもりで言っているのですが、彼女は一人で電車に乗ります。
その結果、背後からお尻を触られたり、撫でられたり、ひどいときは手で鷲掴みにされてから揉み解されたりしたことがいままでに何度かあったそうです。
一度だけ、警察に突き出したことがあるらしいです。
そのときはそんな無防備な格好をしている自分の方にも落ち度があると言われたそうです。
その警察官には彼女の挑発的な服装がまるで痴漢をしてくださいと言っているように見えたのかもしれません。
彼女は官能的ですが、それ自体は何の問題もありません。
僕もそんな彼女を見ていて楽しいし、気分が晴々しくなります。
それに彼女のエロティックな一面は僕が心配している病気とは何ら関係がありません。
むしろその明るく陽気な性格は僕が彼女に惹かれた最大の要因です。

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