私立心明学園拳闘歳時記[柱前堂] | ２次元ドットコム　ショップ別比較

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*あなたと歩む3年間ボクシング授業のあるお嬢様学校に入学した大野七海は、幼馴染の天王寺薫と再会する。
幼い約束が気になって打ち解けられない中、薫とスパーリングすることになる。
見様見真似でパンチを出しているうちに、次第に秘めた想いが溢れてくる。
*体育倉庫で嫌悪を叫んだけものスポーツも学業も人付き合いも器用にこなす北峰律は、かえって張り合いのなさを感じていた。
ただ一つ、厭味ったらしいお嬢様の南宮寺綾乃に対する苛立ちを除いては。
蒸し暑い体育倉庫、貸し出し用ボクシンググローブ、犬猿の仲の女学生二人。
何も起きないはずもなく……。
*夕暮れ、教室、秋の空転校が決まったまひるに、小夜子は最後にボクシングをやろうと提案する。
普段使っている教室をリング、クラスメイトの机をロープ代わりに、二人だけの試合が始まる。
不自然な試合運びをするまひるが小夜子に残したものは。
*拳技大会リスタート冬の恒例行事、拳技大会。
クラス代表に選ばれた西條稀は、幼馴染の東雲夕菜の頼みで学年優勝を目指す。
優勝候補の稀だったが、夕菜が先輩の「王子」に熱を上げていることから心が迷う。
同じく王子熱で攻め立ててくる対戦相手を前に、稀が出した結論は。
*あなたと一緒に見る世界先輩と卒業式を抜け出して、最初で最後の試合をする。
飄々として何を考えてるのか分からなくて、私なんかのどこが良くて付き合ってるのか分からない先輩。
そんな得体の知れないモノとの殴り合いで見えてくるものとは。