コスプレ同人作家飛鷹[新スクの淵から] | 2次元ドットコム ショップ別比較

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同人小説作家「串焼」はルサンチマンを抱えていた。
小説同人誌はイラストや漫画に比べて売れない。
サークルスペースも華やかさがない。
壁やシャッターでワイワイしているえろまんがのサークルは酒池肉林のアフターをしているに違いない。
どうせうちは「小説」だから――そう言って自らの同人誌を卑下してしまうには、売れている、有名な大手小説サークル主の存在が目の上のたんこぶのように感じる。
小説だから売れないんじゃない、お前の本だから売れないのだ――……という幻聴すら聞こえそうになる。
同人作家で集まっての飲み会も、心の中にモヤモヤを感じる。
そんな中、友人の同人作家で、イラストも小説も、時には自らコスプレまでしてしまう「まひろ」に、あなたの本が好きという人もいるのだから、卑下するなと叱られる。
夏コミの1日目、飛鷹のコスプレをして自らの本を頒布するまひろに「今晩予定ある?ないなら『飛鷹さん』と一杯やりましょ」と言われ、連絡を待っていると――※この本には、艦娘「飛鷹」ではなく、コスプレ同人作家の「まひろ」が登場します。
十分ご理解の上、お読みください。

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