声の小さい古書店の店員さんと「ささやき」甘々、恋人エッチ。[Sharktales.] | 2次元ドットコム ショップ別比較

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人目の付かない路地の奥に、その店はひっそりと存在した。
昭和の時代、いやそれ以上昔だろうか。
まるで時間が止まっているのではないかと錯覚を覚えるほどの、ボロ……趣のある建物。
店の中を窺い知ることのできる窓はなく、「営業中」と描かれたプレートが、色あせたドアに吊るされているのみ。
主人公であるアナタは知的探究心を抑えきれず、店の中に入ることにした。
油の注されていない蝶番が軋む音。
目の前に広がる本の山。
置き場がなく積まれているようだが、どれも埃は被っていない。
息を吸い込むと、紙とインクの匂いが鼻を抜けていく。
そうか、ここは古書店なのだ。
店の佇まいから察するに、置き場がないのではなく、買い手がいないのだろう。
「パラッ……」「パラッ……」紙をめくる音だ。
……先客がいたのだろうか。
店の奥へと板張りの床を、一歩、また一歩と歩みを進める。
音の先にいたのは、黒い髪の美しい女性。
薄暗い店の中、夕日を灯りに、集中した様子で本を読んでいた。
そしてアナタは声を掛ける。
「あの、このお店は……」目の前の女性がハッとして顔を上げる。
口を動かすが、声は聞こえない。
困惑した自分を見た彼女は、立ち上がり、ゆっくりとした動きでこちらに歩み寄る。
そして耳元で、こう口にするのだ。
「いらっしゃい、ませ……」「神保古書店…へ、ようこそ……」それが”声が極端に小さい”、本子(もとこ)さんとの出逢いだった。
恋に落ちたアナタは、それ以降、足繁くこの店に通うことになる。
そして今日も今日とて、いつもの様に彼女が待つ神保古書店に赴くのだが今日だけはいつもと様子が少し違っていて……。

Sharktales. の作品が 11 件見つかりました 全1ページ

BAD ENDERS "Chaldea"

BAD ENDERS "Chaldea"

公開日:2019年1月20日

サークル:Sharktales.

最安価格:756 円

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