禁断のNecromance【交霊術】～魔法で蘇らせたクールな幼馴染と魂でひとつになる～[線形空間] | ２次元ドットコム　ショップ別比較

魔法使いの青年と、貧しい没落貴族のラピア。
幼い頃に出会い、将来一緒になることを誓いあった二人。
身分違いの恋は難しい。
人目の付く場所で会うことはできず、隠れるように逢瀬を続けていた。
しかし、大人に近づくほどそれも難しくなり、二人は別々の道を歩き出す。
魔法使いは魔法学校での勉学に忙殺される。
ラピアは上流階級に返り咲きたい家族の道具として家に閉じ込められ、貴族好みの教養や芸術を詰め込まれる。
そうして、上流階級に取り入るための餌としてある貴族の男と結婚させられた。
しかし、その裏で彼女は単なる奴隷人形として貴族たちに弄ばれ続け、その果てに亡くなってしまう。
彼女の死を知って魔法使いはひどく後悔した。
もっと一緒に居たかったし、話したいこともたくさんあった。
一見無表情で冷たいけれど、内に多くの感情や言葉を秘めている子だった。
そんな彼女が、何も言わずに亡くなるなんて、きっと何か理由があったに違いない。
彼女にもう一度会いたい衝動を抑えられず、彼は墓を暴きラピアの死体を盗み出す。
そして、禁じられた交霊術を行い彼女を蘇らせる準備を進めていた。
この禁術を使った者は皆一様に破滅的な末路を迎えるという。
それでも構わない。
魔法使いは全てを覚悟した上で、ラピアの死体に魔法をかける。