■ストーリー舞台は石狩平野(北海道の中心近辺)に広大な敷地を持つ、私立聖シウス女学院という、かつてはミッション系だった女子学院。
学院長が代替わりした五年前に共学制へと移行した。
かつては、学院を卒業する事は「立派な婦女子になるための第一条件」とまで言われるほどのブランドを確立していた。
現在は、そこまでのブランド価値はなくなったものの、教育方針はしっかりしており、高学歴の代名詞になっている。
元女学院だけあり、学院内では女性が権力を強く握っている。
学院内で生徒会長の地位を得るには、容姿、学力、体力、すべてに優れていなければならず、晴れて就任した暁には「白バラ」の二つ名を与えられ、女子生徒たちの憧れの存在となる。
主人公、静上要平は、そんな学院の試験を受けて見事に合格し、進級試験も通ることができた二年生。
幼なじみが女学院の中学年部に通っていた縁と、両親からの薦めもあって、高度な勉強に四苦八苦しながら通っている。
■登場キャラクター★嘉手納氷澄(かでな・ひすみ)ショートカットのヘアースタイルと涼しげな眼差し。
中性的な美少女の外見をしている。
その美しさと凛々しさで周囲の注目を集めながら、同時に勉学優秀、運動神経抜群。
男子生徒のみならず女子からの人気も非常に高く、学院内で絶大な人気を集めている。
学院二回生。
「白バラ会」会長の冷淡な女王といった雰囲気の美少女。
氷のごとく美しく澄んだ子になってほしい、という願いを名前に込められている、学園理事長の姪っ子。
他人に対しては冷たく凛々しく振る舞い、不用意に接触を図ろうとしない。
それでも絶大な人気を背景に、一回生の時に生徒会『白バラ会』の会長に就任。
現在、連続就任で二期目。
数少ない趣味の一つが紅茶をたしなむこと。
★御堂橋純(みどうばし・じゅん)ポニーテールの髪型がよく似合い、にかっと笑う表情は男女問わず人気がある。
かなり背が小さいことを内心気にしており、身長について触れられると強い反応を示す。
しかし、そんな様子もかわいく、白バラのマスコット的存在として認知されている。
一回生。
白バラ会副会長を務める快活明朗元気娘。
積極的で義理人情に厚く、困っている人を見れば放っておけない。
一見、実に優秀な女生徒ではあるが、男性に対しては苛烈な態度をとるために評価は分かれている。
氷澄に強く憧れているため、氷澄のそばにいられる権利を得られる、「白バラの騎士」になることを夢見て、苦手な学業や生徒会の仕事をがんばっている。
趣味は紅茶(氷澄が趣味にしているから)、格闘技全般(見るのも、やるのも)。
実家は空手道場を経営している。
★天野瀬華音(あまのせ・かのん)三つ編み、眼鏡。
どこか堅物そうな雰囲気がある。
いつも日記帳を持ち歩き、読書量も非常に多い。
人当たりがよく、男女分け隔てなく面倒見も良いが、口がよくまわるため、一部からは口うるさい女とも見られている。
二回生。
白バラ会会計。
旧華族の家柄であるため、幼い頃から厳しくしつけられたところは氷澄と同じ。
幼い頃から両親に連れられてパーティーに参加して社交界デビューを果たしている。
将来の政治家としての未来を嘱望されていて、すでにそれに見合う学力も持ち、常に氷澄と学園の主席争いをしている。
しかし運動神経は皆無で、何もないところで転んだり、すぐにつまづいたりする。
また、慌てると関西弁になってしまう。
★御手洗小夜子(みたらい・さよこ)ショートカットに小さめの身長。
性格が大人しく、あまり他人とも話したりしないうえ、おどおどした態度を取るので、友達がほとんどいない。
しかし、本来の性格は甘えん坊で泣き虫。
意外と巨乳で着やせする。
一回生。
主人公の幼なじみ。
主人公とは子供の時からのつきあい。
家族ぐるみのつきあいだったために「お兄ちゃん」と呼ぶようになっていたが、今では滅多に呼ばなくなっている。
人から頼まれると嫌とは言えないので、使いっ走りにされたりするのだがドジも多いので、最近は頼まれる事が少なくなった。
主人公からは妹分扱いされているが、そういう扱いをされるおかげで、主人公のそばにいられることを喜んでいる。
★稲山優奈(いなやま・ゆうな)長く綺麗な髪と堂々とした態度が、実際の身長以上に背を高く見せている。
人をからかったりするが、良く気がつく性格なので、氷澄たちに負けず劣らずの人気がある。
二回生。
前白バラ会会長。
本来は主人公たちの二期上だが、病気のために留年していたので、主人公とクラスメート。
妖艶な女を思わせるときもあれば、子供っぽいときもある、ミステリアスな性格だが、良く気がつく美女として学園内の人気は高い。
しかし言うべき時にははっきり言うので、口を開けば苛烈で容赦ないことを平然と言ってのける。
その毒舌ぶりから、人気はあっても好き嫌いがはっきりと分かれている。
主人公のことはお気に入りで、小夜子を通じて知り合って以来、弟分として可愛がっている。
★静上要平(しずかみ・ようへい)比較的大人しそうな外見で一見まともそうに見えるが、品行方正なわけでもない。
性格は優しいのだが、本人は自分が優しいということは自覚しておらず、気がつかないうちに他人に優しくしているため、時折、感謝されても理解不能。
さらに、人からの好意などに対してきわめて鈍感。
聖シウス学園の二回生。
本来は別の私立校に通うつもりだったが、妹分の小夜子の薦めで受験してみたところ見事に合格し、現在に至る。
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micro の作品が 1 件見つかりました 全1ページ
公開日:2008年10月10日
サークル:micro
最安価格:3,400 円
■ストーリー舞台は石狩平野(北海道の中心近辺)に広大な敷地を持つ、私立聖シウス女学院という、かつてはミッション系だった女子学院。学院長が代替わりした五年...