■ストーリー主人公は『蟲使い』の末裔、志藤蓮(しどうれん)。
『蟲使い』とは、人に知られぬ異生物「蟲」を育成し操るという異能力を持つ一族で、蟲を使った謀略や暗殺など闇の仕事を稼業とし、いにしえより日本の裏社会で暗躍してきた集団である。
だがある事件を契機に幼い蓮を残して一族は壊滅、蓮は現存する最後の『蟲使い』として、闇の仕事を稼業に生きている。
ある時、蓮のもとに1件の誘拐依頼が持ち込まれる。
ターゲットは、軍需産業の暗部に深い関わりがあるといわれる「神武」グループ総帥のひとり娘、「神武美弥香」。
期日までに彼女を誘拐し、引き渡すようにとの依頼だ。
やっかいなことに、美弥香は戦闘エキスパートの女性で構成されたシークレットガード部隊によって常に警護されているらしい。
7人のガード全員を倒さなければ、誘拐は不可能という面倒な仕事だ。
一方で「神武」の名は「蟲使い」一族壊滅に何らかの関係があるとの情報も耳に入ってくる。
因縁を感じた蓮は依頼を受けることに。
だが7人のガードに対して、こちらは1人。
蓮は任務遂行のため、敵のガード部隊が女性であることを徹底して利用する策をとる。
蟲を使って彼女らの性的ウィークポイントを徹底的に責めあげ、屈服させるのだ。
蟲の淫らな攻撃の前には、強力なガードも脆い女の性をさらけ出すはず。
弱ったところを蟲で思う存分凌辱し、ひとりずつ戦闘不能な状態に追いこめばいい。
手始めにターゲットの通う学校へ転校生として編入した蓮は、まだ幼げな面差しを残す美少女「神武美弥香」に遭遇する。
クラスメイトには彼女を警護する少女ガードたちがおり、教室の外にもガードが控えているらしい。
ガードたちを倒し、令嬢の誘拐を実行するべく、蓮は行動を開始する…。
■登場キャラクター◆志藤蓮(しどうれん)主人公。
古より日本の裏社会で暗躍してきた蟲使い一族直系の最後のひとり。
主人公が幼い頃に起こったある事件が元となり、蟲一族は壊滅。
以来、各地を転々としながら彼に仕える女性とともに暮らしてきた。
美形だが、冷たそうな顔立ちの青年。
表情はあまりない。
残酷な行為をするときだけ、酷薄な笑みを浮かべる。
◆神武美弥香(じんむみやか)メインヒロイン。
神武家のひとり娘。
見るからに「深窓の令嬢」といった風情の、まだ幼さの残る控えめ美人。
やや世間知らずなところはあるが、頭もカンよく、時として物事の本質をずばりと言い当てる。
軍需産業に関わる父の仕事を嫌っている。
◆風ノ紫愛(かざのみやしお)主人公・志藤蓮に仕える女性。
代々蟲使いの頭領一家を守る家柄の出身で、自身も蟲使い。
一族壊滅以来、直系の血を引く唯一の蟲使いとなった主人公を守りながら、蟲使いに育てあげた。
主人公に女を教えたのも彼女。
◆本条まどか(ほんじょうまどか)ヒロイン・神武美弥香の教育係である有能な女性。
美弥香を実の妹のように可愛がって、親身に世話をしている。
また美弥香の優れた資質を見抜き、彼女の身の安全を守るため、女性だけのガード部隊を組織、指揮・統括を行っている。
彼女自身には戦闘能力はない。
◆リナ・カーソン<科学者>軍事的な研究も含めて自由な研究ができる、という条件のもとガードになった。
さまざまな化学兵器をつかって戦う。
プライドが高く、話題が専門分野のことになりがちなため、友達と呼べる人間は少ない。
美弥香は数少ないリナの話し相手でもある。
◆高科瑛莉子(たかしなえりこ)<魔剣士>代々高科家に伝わる魔剣に魅入られた女性。
普段は温厚な性格だが、魔剣を手にすると途端に好戦的になる。
一時は魔剣の力に取り憑かれて正気を失い、人を斬る危険な快楽に耽溺していたが、神武の力で呪縛を解放され、ガードとなった。
◆佐々原唯(ささはらゆい)<古武道>古武道家の父の影響で、幼少時から古武道の鍛錬を重ねてきた少女。
美弥香の幼なじみ。
人見知りする性格で、ガードという立場ながら令嬢の後ろに引っ込んでいることが多い。
美弥香には憧れの気持ちを抱いている。
◆榊魅羅(さかきみら)<鞭使い>ガード部隊の指揮をつとめる本条まどかの学生時代からの友人。
ガード達の中で最も実戦経験があり、その実力も折り紙付き。
普段は感情的で激情家のような面を見せているが、戦闘時は冷静沈着。
◆エルナ・マイヤー<猫娘>貧しい家に生まれたため、神武に売られた過去がある。
人体実験を兼ねた研究で、猫型のバイオ戦士としての肉体を手に入れた。
たまに自分の興味や好奇心を優先して、美弥華のガードをすっぽかすことがある。
◆ユーリア・アレクセエヴナ・ペーラヤ<サイボーグ>とある国の市街戦で死にかけていたところを救助され、様々な実験の被験者を探していた神武の手で、戦闘型サイボーグとして甦った。
全身の至るところに武器が隠されており、また戦闘に不必要な感覚や思考などは制限されているため言葉数の少ない寡黙な少女として見られることが多い。
◆綾菜(あやな)<超能力少女>先天的に超能力を備えた少女だったが、神武に発見され、精神改造を施され能力を強化された。
しかしその代償として精神的な退行が起こり、現在ではかなり子供っぽい性格。
自分の好きなことに能力を使うため、時には周囲に多大な迷惑をかけることがある。
美弥華にはなついており、彼女の言うことはよく聞く。
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