【小説版】空蝉の桜-見世物興行譚-春の章(壱)[弐秒殺法☆盛っちゃっ隊] | 2次元ドットコム ショップ別比較

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ハイヨー、ハイ。
ややや、そこ行くご婦人に旦那はん。
はいはい、ちょっと寄っていきませんか?今日の夜は此処で一つ一興お見せしましょう。
ハイヨ、入った入った。
彼は本当に人の子か?気が付いたらね。
自分の母様分からず、その腹蹴破って出てきて、ハイ。
そんな子、産まれないように、見て行ってよ。
最初は鬼か人かと家の者は吃驚仰天。
災厄をもたらすと鬼は地下に封じられておりましたが、なんと生きております。
ちゃんと動いて生きてますよ。
エエ、見たこと無いでしょ?髪も肌も真っ白なら、目だけは赤。
これは本当に妖の類か?ほらもうすぐ登場よ。
はいはい、入った入った。
まだ前詰めれますからね。
お代は後で結構。
ハイヨ、大丈夫ですよ。
大丈夫。
何もしません、舞台の前まで、しっかりと見えるところで見て行ってよ、ハイヨー、ハイ。
さあ、このベルの音がピタリと止みましたら開幕ですよ。
さあさあ、お待ちどうさま。
本日の花形。
まだここに来て日が浅いというのに、これだけお客さんの心をつかんでしまう。
期待の新人ですよ。
最後の最後大一番に、さあ見て観て。
これが本当に人の子か?おぎゃあと産声上げた時には、もうすでにこの容姿。
鬼の化身とおそれられ、流れ流れてこの小屋に先日やってまいりました。
ああ、可哀そう。
可哀そうと思うならもっと見て行って。
大丈夫ですよ、何もしません。
見るだけでいいからね。
こんな子供、親族に生まれなくて本当に良かった。
さあさあ、よってよってもっと前へどうぞ――■概要大正×見世物小屋【見世物興行譚-空蝉の桜-春の章(壱)】※シチュエーションボイスドラマ「空蝉の桜-見世物興行譚-睦月(RJ165910)」の番外小説となりますPDF形式20P(15000文字程度)

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