萌研究論集第7号「おばけ少女のはなしSpook-GirlStories」[CanFlyGroup] | 2次元ドットコム ショップ別比較

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釘宮疾病対策学術研究センター萌文化分析創造研究室が発行をしている『萌研究論集』は、萌文化研究・分析を行った結果として書かれた論文や研究ノート等を公開していく役割のほか、本研究室の名前に入っている「創造」の部分に関わって、小説や漫画など創作作品も公開していく。
本書はその第一弾として発刊する。
萌文化の研究は、様々な調査を経て、その結果を報告するべく文章とすることはもちろん必要である。
しかし、それだけでは不十分であると本研究室は考えている――小説や漫画などを実際に書く(描く)という実践から見えてくるものがあるのではないか、そしてそれらによってのみ表現し得る真実があるのではないかと考えている。
さて本書であるが、目次をご覧いただければある程度はお分かりになられるだろうが、女の子同士がイチャイチャとする「百合」をテーマとした小説である。
それは作者自身が好んでいる萌要素であり、予てから一作は書きあげたいと思っていたテーマである――拙い文章であると思うが、一読を願いたい。
その「百合」と言えば、性的な要素を排除する傾向があるが、私は本作で自身の考え方としてそうではないということを示している。
女の子二人が愛し合うことについては、我々(特に男子諸君)は、一般に理想的世界として抱き合いキスをする程度までに「百合」か否かという境界線を設けている。
しかし、性的な関係を結びあうことによって、本当に「百合」は成立しなくなるのであろうか――むしろより深く二人が愛し合うことにそれが繋がるのであれば、性的な関係を結ぶことは一つのイニシエーションとして位置づけることが可能ではなかろうか。
本稿は、現状の「百合」概念について、私の疑問を提示する装置として用意したものである。
そのことは一つの「萌え」概念を揺るがすことでもある。
(本書「はじめに」より)

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