萌研究論集第10号「萌文化短編論集萌え社会の分析と試論2」[CanFlyGroup] | ２次元ドットコム　ショップ別比較

さて、本書は『CanFly-ing』第2号から第3号、『新萌学論集』第3号から第5号までに掲載された論文等に、一部加筆・修正を加えた上で集録し、さらに書き下ろし原稿を加えたものです。
目次をご覧いただければ一目瞭然ですが、実に多岐にわたる分野――「理論萌学系」、「萌えおこし・聖地巡礼系」、「声優・アイドル研究系」、「同人文化系」、「東方文化系」、「広域おたく文化群」、「書評・論評」、そして「小説・物語」に関する文章が集まっています。
そのような多様さは、釘宮学研が設立当初より目指してきたものです。
「おたく文化」や「萌え文化」についてより正確に把握するには、多面的な視野を持ち、分析を行う必要があります。
しかし、ひとりが全てをカバーするのが難しいのも事実です――その意味で、各個人が専門性を持つことは、良き理解者になるということで悪くないと思うのです。
だから本書は、数名の著者によって構成されたものとなっており、各著者の専門性を活かした文章が収められています。
読者の皆様におかれましては、?しでも「何か」を感じていただければ嬉しいです。
(本書「本書について」より)